INTERVIEW 1
自由に意見を言える雰囲気が
会社の成長につながっている
入社15年目
開道 潤 Jun Kaido
どっぷりと設計の仕事がやりたくて、栃木県からUターン転職
―出身は石川県羽咋市の開道さん。Uターン転職しようと思った経緯はなんですか?
地方の国立大を卒業した後、当時は都心部の就職情報の方が手に入れやすかったので、
栃木県にある産業機械メーカーに就職しました。
そこでは今とは逆に設計を外部に発注する側の仕事をしていたんです。
でも会社の中で経験年数を積む程に、設計からは離れて資料作成など他の雑務が多くなってきまして…
私はやっぱり設計が好きだという気持ちが強かったので、設計を受注する側である設計事務所に転職しようと決めました。
―実際にUターン転職してみて、どうでしたか?
やっぱり楽ですね、それが一番です。地元というのも暮らしやすくて落ち着くし、
なにより仕事が自分のペースで出来るところがとても良いなと思っています。
私がいた会社が特にだったのかもしれませんが、メーカーって大変なんですよ。
残業して、それでもできない納期が当たり前という中で仕事をしているのでストレスがたまる。
今の設計の仕事も納期はありますが、周りの社員に手伝ってもらうこともできますし、
取引先と相談して納期を延ばしてもらえる余地もあります。
また、前の会社と違ってサービス残業が一切ないのでモチベーションを保つことが出来るのが良いところですね。
とちぎナンバーの愛車のスポーツカー
医療の最先端!再生医療システムの設計に携わる
―現在の業務内容や、これまで担当した設計業務について教えてください!
入社してからこれまで、基本的にずっと製薬設備系をメインで担当しており、
その中でも洗浄システムから充填システムまで幅広く設計しています。
また、過去には再生医療分野のロボット細胞培養システムの設計に携わりました。
この時は生きた細胞を扱うのでボックス内を常に38度に維持しなければならず、
空気を循環させるパイプに熱線を巻いて、その上から断熱材を巻いて・・という設計が大変でした。
しかしずっと機械設計をしてきた自分にとって最先端医療の一端に携われたことは、大きな誇りになりました。
―サン技研では顧客担当は出来るだけ専属化していますが、取引先との関係はどうですか?
取引先との関係はとても良いですし、信頼してくださっていると感じています。
通常、設計事務所は早く仕上げて欲しいという取引先からの要望が多いと思いますが、
私の取引先の担当者からは「時間がかかっても大丈夫なので良い仕事をして欲しい」と言われることが多いです。
もちろん良い仕事をしつつ、より早く仕上げられるようにも努力しています。
また、自分が入社した頃から取引先の若い担当者と2人でタッグを組んで、わりと長い年月一緒に仕事をしてきたので
その方と一緒に成長してきたという実感があります。
自由に意見を言える雰囲気が、会社の成長につながっている
―開道さんから見て、社内の雰囲気はどうですか?
雰囲気は年々良くなってきていますし、社員から自由に意見が出てくる職場だと感じています。
最近すごいなと思ったのは、私は教育係として新人社員向けに月1回の勉強会をしているんですが、
ある中堅社員が自分も一緒に勉強会に参加したいと言い出したんですよ。
勉強会で実施している内容は新人向けなので、どうしてだろうと思ったんですが、
その理由は「いずれ自分が教える立場になるので、その準備として受けておきたい」ということだったんです。
会社の将来を見据えて、一歩先のことを前向きに考えているんだなぁと思い感心しました。
―教育係として、心がけていることはありますか?
教える際は「自分にとっては当たり前でも、若手にとっては当たり前じゃないこともある」
という点に気を付けて指導するようにしています。
ちなみに、仕事で間違えたりしても私は怒りません。まあ一言くらいは、向こうがシュンとならない程度には言いますけど(笑)
そういえば私以外にも、うちの会社は上の人が誰も怒らないですね。
だからこそ、自由に意見が言いやすい環境なのかなとも思います。
月1回の勉強会の様子